Tuesday, May 24, 2011

Barry Schwartz on our loss of wisdom


画面下の字幕(subtitles)で英語や日本語を付けられます。

http://www.ted.com/talks/barry_schwartz_on_our_loss_of_wisdom.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

Barry Schwartzは規則や報奨が重要なのではなく、わたしたちが何が正しいかと判断する倫理観を養い、それを実践していく知が大切であるとした。


【紹介者】

藤田拓磨










TEDxTokyo - Garr Reynolds - Lessons from the Bamboo




【動画の紹介】

2011年5月21日に行われたTEDxTokyoで、Presentation Zenの著書で有名なGarr Reynoldsさんが、行った講演です。

大阪から奈良に移り住んだ彼が、竹に囲まれた生活から学んだ10の教訓を説きます。

【紹介者】

奥侑樹
@ukalyabani










Invisibility a Reality?




【動画の内容紹介】

この動画は、「透明マント」を実際に作ろうとしている人たちを取材している動画です。

興味深いと感じた点は、透明マントの原理を説明と、その際に用いられた比喩表現です。

まず、物体を不可視にするには、以下の条件が必要と述べます。
You need to bend light around the material.
(光が物体を迂回しなければいけない)

その比喩として、以下の例を用いて説明しています。
It's like a rock sitting in the stream and the water bends around the rock and meet itself at the back.
(川が岩を迂回して流れるように)

的確な比喩表現は、物事を具体的に分かりやすく説明するだけではなく、witticismとしても楽しむことが出来るように思います。

もちろんまずは説明するスキルからですが、余裕があれば「うまい」と思わせる説明が出来るよう心がけたいと感じました。


【紹介者の名前】

畠中克哲

@ironustack

ironustak 読書ログ









Erin McKean redefines the dictionary


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http://www.ted.com/talks/erin_mckean_redefines_the_dictionary.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

辞書編纂者(lexicographer)であるエリン・マッキーンが、今後の辞書の在りかたを語る。

英語という、途方も無く大きな「ハム」を調理するための、これまた途方も無く大きな「フライパン」を用意するために、私たちが出来ること、興味を持つべきことは何であるのか、ユーモアを交えつつ解説している。


【印象に残ったフレーズ】

If you love a word, use it. That makes it real. Being in the dictionary is an artificial distinction. It doesn't make a word any more real than any other way. If you love a word, it becomes real.


【紹介者】
後藤駿介
@shung_hufe











Monday, May 9, 2011

Mike Matas: A next-generation digital book


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http://www.ted.com/talks/mike_matas.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

「デジタル書籍」と聞いて、「パソコンで本が読めるだけでしょ」という人も多いのではないだろうか。

この動画では、話者であるMike Matasが、自身のチームが現在開発中である"Our Choice"という本を紹介している。

この本で何ができるかと言うと、ただ文章を読むだけでなく、写真を拡大して見たり、写真を動画として見たり、iPadやiPhoneの風を感知する機能を使って遊んだりすることもできるのである。

これはデジタル書籍の発展の第一歩にすぎないが、今後様々な開発がなされ、紙の書籍がデジタル書籍にとって代わられる日が、もしかしたら来るのかもしれない。

デジタル書籍反対派の人も多いと思うが、とりあえずこの短い動画を見てみてほしい。

【紹介者】

森岡智子











Becky Blanton: The year I was homeless


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http://www.ted.com/talks/becky_blanton_the_year_i_was_homeless.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

この動画で話をしているBecky Blantonは作家であるが、父親の死をきっかけに車で1年間の旅に出る決断をした。

最初は順調だった旅も、さまざまな要因によるストレスにより次第にうまくいかなくなってしまう。そして最終的に彼女は自分が旅人ではなくホームレスであると感じるようになり、鬱病のような状態になってしまう。

そこで、彼女の友人は彼女を病院に連れて行き、そこで彼女は医師に自分はホームレスであると話した。

しかし医師は「あなたはホームレスではない。ホームレスの人々の多くはhopeのないが、あなたにはhopeがある」と言ったらしい。

そして彼女はその後本屋に行き、ある書き物を見て、「自分はホームレスではない、作家である」と感じたという。

そして今は作家として元気に働いている。

ホームレスや彼女のようなworking homeless はたくさんいる。そして、彼らの多くは鬱になりがちになるという。彼らに必要なのは、励まされたり、希望を見出すことであると彼女は最後に言っている。

日本でもホームレスも少なくないが、彼らを見下したり、かわいそうだと思うのではなく、前向きな姿勢を示すことが大切なのではにかと思わせる動画であった。


【紹介者】

藤堂友香






【内容紹介】

話者であるベッキー・ブラントンは自分がホームレスであった経験を、自分が作家であった時代と照らし合わせるようにして語ります。私達の多くはホームレス、と聞いただけでその人に大きなマイナスのイメージを持ってしまうでしょう。しかし、人は住んでいる場所や、寝る場所で判断されるべきではないのだと彼女語ります。

【印象的な英語表現】

people are not where they live, where they sleep, or what their life situation is at any given time.
彼女は自分が作家であった時とホームレスであった時、自分のIQも、価値観も、住んでいる場所を除けば何も変わらなかったと語ります。

【紹介者】
よっしー








【内容紹介】
 彼女は父親の死をきっかけに新聞記者の職をやめ、ワゴンに乗って旅にでることに決めました。
快適に思えた旅はしかし、自由契約の職が終わるころに徐々に暗雲がただようようになりました。
収入がないためにアパートも借りられず、職を探しながらもワゴンで暮さねばなりませんでした。
 その中で彼女が気付いたのはホームレスとは、ライフスタイルではなく、心理的な状態(attitude)であるということです。
自分はホームレスになってしまった、という葛藤から、彼女が再び希望を見いだし、もとの生活に戻れるようになったのは、自身が今でもジャーナリストの身であるということを再認識できたからであるといいます。
 彼女はホームレスという心的状況のなかでも希望を見い出す事ができました。しかし彼女が出会った同じホームレスの中には、それができずにずっと苦しんでいる者もいるという事を訴えて、このスピーチは終わります。
 ホームレスとは、home+lessという構造からもわかるように「家がないこと」を指しているように思えますが、それは人間が生きる上で失ってはいけないhopeの欠如、つまりhope+lessから生じてしまう結果でもあるのかもしれない、と感じました。
 しかしその状況下で見出せる希望とは果たしてどのようなものであるのか、そういった点にまでは私の想像は及びませんでした。人生経験が足りないのか、それとも今までの暮らしが恵まれ過ぎていたためであるのか、その両方であるような気もします。

【印象的な英語表現】
Hope always, always finds a way.

【紹介者】
N.M

Ric Elias: 3 things I learned while my plane crashed


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http://www.ted.com/talks/ric_elias.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】
今回の動画は昼休みにTEDを見ていて見つけたものである。短い動画 (5分) ではあるが、なかなか面白い動画だったので紹介したいと思う。

皆さんも記憶に新しい、ハドソン川飛行機不時着事件。結局大惨事には至らなかったが、もしも自分があの飛行機に乗っていたらと思うと背筋がぞっとする。

この動画の中で、話者はその飛行機事故の中で、死に直面したあの状況下で学んだこと、考えたことなどを話している。それは全部で3つあるのだが、どれも端的で面白い。

この動画は、とても簡単な英語が使われていて、誰でも簡単に見ることが出来るので、ぜひ見て欲しい。
 
 
【動画の中での印象的なフレーズ】
Dying is not scary but it was very sad


【紹介者の名前】

森崎将彦



【動画の内容紹介1】
題名からも分かるようにこの話しは、飛行機事故に巻き込まれた乗客が、その時に学んだ3つのことを紹介している。

 一つ目に、全ては一瞬にして変わるということである。死ぬ間際になって、一度きりの人生でやっておきたかったことや、経験したかったが、出来なかったことや、会いたかった人のことを考えるようになり、その時こんなにも一瞬にして人生が変わるなら、自分がしたかったことを絶対に後回しにしないと心に誓ったという。

 二つ目は、他人とうまく付き合おうとしすぎて無駄な時間を過ごしていたと気付いたことである。今までやること全てを上手くこなしてきたが、時に自分のエゴを許してしまう事もあり、周りに気を使うことと同時に負のエネルギーを消費していた。しかし、今回の事故で考えがわり、正しく生きることを目指すのではなく、幸せになることを追求しようと決めることが出来たのである。

 三つめは死ぬのは怖いものではなくとても悲しいものだということである。話者は自分の人生にとても満足しており、単純に自分の人生が終わることに悲しみを感じたのである。そしてひとつだけの望みがかなうなら子どもの成長が見たいということである。そしてそのことから、自分の人生の最終目標は素晴らしい父親になることであるということに気付いたのである。

 この事故は、これからの人生を大きく変える体験であったと最後に述べている。未来のことが考えられるようになり、全く別の生き方を考えられるようになったという。最後に私たちに、飛行機事故に巻き込まれたことを想像してみたら、もう一度自分たちの人生を振り返らせようとしている。そして私たちならどのように人生を変えるか考えさせている。


 この講義を聞いて、もしいま飛行機事故にあったら自分の人生を後悔しないですむか考えたら間違いなく後悔するだろうと思った。はっきりいって絶体絶命のピンチに陥いったとき初めて人は自分の人生を見つめなおしたり、本当の気持ちに気付づき、人生をかえようと思うのだと思う。しかし、そういった場面を想像すれば大なり小なり何か自分の人生をみつめなおすきっかになるとも思う。今実際振り返ってみて後悔ばかりであるが、私はこれからの人生はもっと理想を求めて、幸せを求めて行動すべきだと思った。


【紹介者2】
 中谷 祐輔











Sunday, May 8, 2011

「英語動画で無料リスニング学習」の紹介

「英語動画で無料リスニング学習」というサイトの存在を知りましたのでお知らせします。




英語動画で無料リスニング学習

http://youtubelistening.blog116.fc2.com/





このサイトの内容を管理者は次のように説明しています。


 動画共有サイト「YouTube」にアップロードされている、英語のリスニング学習に役立つ動画や、面白い海外の動画を紹介するブログです。英語に気軽に楽しみながら触れる事で、このブログを読んで下さった方の英語力が少しでも向上し、また、私自身もリスニングが上達出来ればなぁと思ってやってます。
http://youtubelistening.blog116.fc2.com/blog-entry-127.html



こういったサイトがどんどん発展し、また可能ならば相互交流して、より豊かな英語学習環境ができればと願っております。


なお、このサイトの存在を知ったのは、以下のブログの記事からです。


My Life After MIT Sloan

英語をモノにしたい人のためのお勧めYoutube動画
http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/d4f56eb29bd4952e0b3283f716ae6b68


皆さんも何かいいサイト・ブログをご存知でしたら、ぜひ情報をお寄せください。





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Thursday, May 5, 2011

Dale Dougherty: We are makers


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http://www.ted.com/talks/dale_dougherty_we_are_makers.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

この講演者は我々はみんなmaker (製作者)であることを主張する。

私たちはただ毎日を過ごしているのではなく、何かを常に作りながら生きているというものだ。この動画では自分で作った変な自転車やマフィンの形をしたゴーカート、さらに一見ただのブランコだが、乗って前後に揺れているときに下から水が噴き出し濡れそうになるような謎の乗り物も独創的な作品として紹介されている。

さすがに全ての人がmakerであるということには少し違和感があるが、日常生活での料理やその他の作業をmakeと考えると、すべての人はmakerであると認めざるを得ない。

最後のWhat will America make?という質問に対してMore makersと答えたのは印象的で我々は常に何かを作って進歩してきたのだと再確認できた。

私がこの動画で紹介された誰かが作った遊び心のかたまりのような作品がとてもおもしろく「いつ使うんだよ」などと一人でツッコミを入れながら見ていた。映像を多く盛り込んでいるので非常にわかりやすかったです。


【紹介者】 

須田大輝


【内容紹介】

みなさんは自身が”Maker”だと自覚してますか?大抵の方は「そんなことない」と反論するかもしれません。そういった意味ではDale Doughertyが私たちに新しい視点を与えてくれます。「私たちは生まれつきのMakerである。」「この世界は私たちが作ったのだ。」この主張を本動画では展開してきます。特に、彼は次世代の人々こそがMakerであるべき、と述べて教育問題へも言及します。様々な自由な発想を教育にも取り入れることで、いわゆる”Creativity”の養成にもつながります。教育問題に興味のある方はぜひご観賞ください。

【印象的な英語表現】

Well, if I haven't convinced you that you're a maker, I hope I could convince you that our next generation should be makers, that kids are particularly interested in this, in this ability to control the physical world 
彼の次世代の教育への展望を示した表現だと思います。また、最初のif節により譲歩をしている丁寧さもおもしろいなと思いました。Ken RobinsonのCreativityについての動画も併せてみるとより発想が拡がると感じました。




【紹介者】
mochi

Sebastian Thrun: Google's driverless car


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http://www.ted.com/talks/sebastian_thrun_google_s_driverless_car.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

子どものころから車好きだったという話者は自分が18歳の時に1番の親友を交通事故で失った。それ以来彼は交通事故の被害者を少しでも減らそうと身を捧げており、ここでは彼が発明した自動運転車を紹介している。

彼がこの車を初めて作る契機となったのは、アメリカで行われているDARPAグランドチャレンジであった。この催しはアメリカで砂漠の中を無人の車を走らせるという過酷なものであり、今までに1台もゴールにたどりついたものはなかったのだが、彼が発明した車が結果として初のゴールにたどり着いた車となった。それからはこの自動運転車が日常にも台頭できないかと様々な工夫をし、アメリカ国内14万マイルを走ることに成功した。

自動車事故のほとんどの原因は車の問題ではなく、運転者のミスである。このことから話者は機械の力によって事故を防ぐことができると説いている。事故以外にも渋滞も運転者が原因となって起きているとの言及があり、渋滞から引き起こす時間やガソリンの浪費も防ぐことができるのではとしている。後世の人たちが車は人が動かすものであったことを馬鹿げた話だと思う、そんな将来を楽しみにしている彼の発明は続く。



【印象的なフレーズ】

I’m really looking forward to a time when generations after us look back at us and say how ridiculous it was that humans were driving cars.


【紹介者】

岡田友一




【内容紹介】

18歳のときの親友を交通事故で亡くしてから,年数百万人の人を交通事故から救えないかを使命としているセバスチャン・スランが自動運転車について語ります。未完成ではあるものの自動運転車の圧倒的な性能を動画とともに紹介しています。
DARPAグランドチャレンジにおいて砂漠を人の乗っていない自動運転車が素早く移動し,完走したことに驚きを覚えました。また普通の街中の道路を人を感知して止まったり,高速道路を難なく走行している動画もあります。
若者の死因1位は交通事故であり,そのほとんどが車の問題ではなく人のミスであることを聴者に訴えかけます。将来は人が車を運転していたことが馬鹿げた話になるかもしてません。


【印象的な英語表現】

Now I can't get my friend Harold back to life, but I can do something for all the people who died.
この一文に話者であるセバスチャン・スランの熱い思いが寄せられていると思います。私も車を運転するのですが,改めて注意深く運転をしようと強く感じました。


【紹介者】
Kouki

Lesley Hazleton: On reading the Koran


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【内容】
イスラム教の聖典「コーラン」は内容が難しく、読もうとする人は少ない。そんなコーランをLesley Hazletonはアラビア語の辞書と数種類の翻訳を用いて自分で読んだ。

その結果、翻訳を読むだけではわからない、アラビア語のリズムや韻、翻訳の際に表現しきれないような単語の意味に気づいたという。

本物でなくては感じられないという点では、あらゆる翻訳されたものにも言えるのではないかと思う。

日本語などのほんの一部の言語でしか、inputできないということは、他の言語で表現されたものの真の意味を知ることができないこともあるので、もったいないと感じた。


【紹介者】

藤堂友香




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Tuesday, May 3, 2011

Does the world need nuclear energy?


画面下の字幕(subtitles)で英語や日本語を付けられます。

http://www.ted.com/talks/debate_does_the_world_need_nuclear_energy.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。

【内容紹介】

この動画の内容は単なる講演ではなく、「本当に原子力は必要か」という題に関して、二人の研究者が賛成、反対の立場からのそれぞれの主張を述べた後、聴衆の意見を仰ぐ、というディベート形式の動画となっている。

賛成の立場の研究者、Stewart Brandの主張は原子力は最も安定して供給できるエネルギーであり、風力発電や太陽光発電のそれに比べ、発電所の面積が小さくて済むエネルギーであるということ。そして、核兵器の開発による放射能の拡散の危険はほぼ皆無である、ということである。

それに対して反対の立場の研究者、スタンフォード大学の教授でもあるMark Jacobsonの主張は、世界で使われている電気量は、風力や太陽、その他のクリーンなエネルギーを有効活用することで十分まかなえるということ。そして、発電所の敷地面積は”実は”小さい、ということ。さらに、やはり核兵器が戦争で使用される問題があるということ。

この動画の面白いところは、最初に司会者が聴衆全体に賛成、反対、それぞれの立場に手を上げさせて全体の比率を見た後で、それがディベートが終わる頃にどのように変わっているかを見る、というものであること。

福島原発問題が非常に騒がれている中で、この動画を見て非常に勉強になったのでみなさんにも是非見て欲しいと思います。

【紹介者】

宇山公暁


【内容紹介】
あなたは原子力発電所が世界に必要だと思いますか?福島原発事故がありひどい傷を負ったことは確かであり、多くの人が傷つき広大な(日本にとって)土地がダメージを負いました。そんなリスクをもってしても原発は必要なのでしょうか?
この動画では原子力発電所に賛成のStewart Brandと反対のMark Jacobsonがdebateを繰りひろげます。二人の演説により、原発が今安全なものに進化しており、地球環境にも優しいことを知り断然私は賛成派になりましたが、マークの演説により、自然エネルギーで電力をカバーすることができると知り反対派になってしまいました。
原発の進化により数年後には、本来廃棄されるはずの危険な物質も原発で再利用できると知って私はやはり賛成に落ち着きました。データでは不足することはないといってもやはり自然のことなので、将来何が起こるかわからないし、自然のエネルギーは安定力にかけると思います。ただどちらの側も地球の環境が改善され守られることを願っている点で両者は対立していない。
この動画は、自分に身近なもので、自分だったらどうかということが考えやすいと同時に、みんなが抱えている問題なので見るべきだと思います。あなたは賛成派?反対派?

【印象的な英語表現】

And you can guarantee a clean, blue sky or an uncertain future with nuclear power.

きれいな青い空を保証するか、原子力による不確定な未来だ。
これは反対派のマークが最後に述べた言葉で、ここでは画像がないのでわかりにくいが、動画を見てみるととても印象的な最後になっている。


【紹介者】
のん

Lies, damned lies and statistics


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http://www.ted.com/talks/lies_damned_lies_and_statistics_about_tedtalks.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。



【内容紹介】

"Could you create the ultimate TED talk?"

人気の動画を統計的に分析することで、最高の動画を作ってみようじゃないか、という動画。

その切り口として、トピック・話し方・見た目を挙げている。
動画だけにとどまらず、日常生活にも活かせるような知識ではないだろうか。


【紹介者】

中川篤




【内容紹介2】

TEDを統計的に処理してみるとどうなるのだろうか。
TEDを統計的に処理し、人気のある動画の要素を組み合わせると誰もが好む動画を作ることができるかもしれない。その逆もまた可能ではないか。

まずは“Topic”。
題材はユーザーの反応と密接な関係がある。題材について統計的に処理をすると、人気のある動画の中には、“French” “coffee” “brain” “happiness”というキーワードが多い。

次に“Delivery”。
TEDで人気のある動画は平均よりも50%以上長い。長く話すことが人気のひとつの理由なのかもしれない。

最後に “Visuals”。
TEDで人気のある動画の多くは紫色を含んでおり、講演者は身なりを整えて眼鏡をしていることが多い。

では、身なりを整え、眼鏡をかけて”French coffee”について長々と話せば
TEDで人気の動画を作れるのだろうか。

答えは”No.”である。
統計はあくまで計算結果であり、それをどう解釈・分析するか、すなわち「情報を正しく読み取る力」が重要なのである。

“Topic”に関して言うならば、”French coffee”が重要なのでなく、「ユーザーが容易に自分と深く関係づけられるもの」をトピックに選ぶことが大切なのではないだろうか。

これこそが統計の楽しさであり、また怖さなのではないかと思う。


【紹介者】

上田夕貴



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Transplant cells, not organs


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http://www.ted.com/talks/susan_lim.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

タイトルからもわかるようにこの動画では、「臓器移植」に代わる「細胞移植」についての話がされている。世界中には、移植手術を受けるためにドナーを待っている患者が何万人もいる。しかし、自分にあったドナーが見つからずに苦しんでいる患者や、ドナーが見つかる前になくなってしまう患者も少なくはない。そんな患者たちを救うためにもこの「細胞移植」はとても有効な手段になるといえる。

この「細胞移植」とは、普通の細胞を取り出し、その細胞を再プログラムすることでiPS細胞なるものを作りだすというものだ。このiPS細胞というのが、様々な臓器の細胞に変化することができるという、とても重要な細胞なのである。

臓器全体を移植するのではなく、このiPS細胞をつかった手術をすることで、患者の体に大きな傷を残す手術ではなく、鍵穴のような小さな穴を開けるだけの手術が可能となり、患者の負担をかなり減らすことができるという。

この研究がもっと進めば、ドナーを待っている多くの患者たちが助かる日がくるのもそう遠くはないといえる。
そんな患者たちに希望を与えるような動画なので、興味のある方はぜひ見てください。


【紹介者】

藤堂友香





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Sunday, May 1, 2011

President Obama on Death of Osama bin Laden



スピーチ全文はZimvi.comから入手可能です。


【内容】

オサマ・ビン・ラディン氏の殺害を受けて、オバマ大統領が出した声明です。

この件の是非は今は一切問いません。これが「正義」なのか、そうでないのかについては様々な議論が可能ですし、その議論は必要でしょう。

しかし、ここではスピーチという点で注目してください。

スピーチの仕方。姿勢。口調。声の表情。そして何より、スピーチの言葉遣い。(内容の是非はさておき)少なくとも下記のような明言は、日本の政治家からは出てきそうにありません。


So Americans understand the costs of war. Yet as a country, we will never tolerate our security being threatened, nor stand idly by when our people have been killed. We will be relentless in defense of our citizens and our friends and allies. We will be true to the values that make us who we are. And on nights like this one, we can say to those families who have lost loved ones to al Qaeda’s terror: Justice has been done.
...

Let us remember that we can do these things not just because of wealth or power, but because of who we are: one nation, under God, indivisible, with liberty and justice for all.




現在、日本は「未曽有の国難」に立ち向かっていますが、日本の政治家から力強い言葉は聞かれたでしょうか。

私は、日本でもスピーチ教育が充実され、このようなスピーチが、少なくとも公人なら誰でも当たり前のようにできるようにならなければならないと考えます(この場合の公人には教師も含まれます)。

さもないとスピーチの巧拙で、妙に影響を受けたり(「ワン・フレーズ・ポリティックス」を覚えていますか?)、せっかく訴えるべき内容をもっていてもスピーチのやり方が下手で注目してもらえないことが生じます。


少なくとも英語教師は、(少なくとも準備をすれば)きちんと英語スピーチができるように自己訓練するべきだと私は主張します。




【紹介者】

柳瀬陽介(管理人)












Stacey Kramer: The best gift I ever survived


画面下の字幕(subtitles)で英語や日本語を付けられます。

http://www.ted.com/talks/stacey_kramer_the_best_gift_i_ever_survived.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。


【内容紹介】

Stacey Kramerが授かった「ギフト」について話します。といっても彼女の受け取ったギフトは喜ばしいものではありません。しかし、彼女はその決して喜ばしくないギフトの中に肯定的な面を見出し、皆さんに伝えます。

わたしはこの動画に関して、二つ素晴らしい要素があると思います。

まず内容です。人々は困難やつらい状況にぶつかると否定的になりがちです。彼女はそのギフトによってもたらされた良いことを次々に述べてくれます。不幸の中に見出された幸せは、わたしたちの胸を熱くしてくれます。そしてわたしたちも意外と身近にある幸せに気づくかもしれません。

もう一点は話の構成です。ギフトの中身を明かさず、ギフトの素晴らしい点を挙げていくので、「ギフトって何だろう?」とわたしたちの気持ちを盛り上げてくれます。そうして結末でぐっと方向転換します。わたしたちの心に訴えかけてくるような終わりかただと思います。

またこの動画は長さが3分半ほどで、語彙も比較的簡単なものが多いです。「TEDは聴いてみたいけど、15~20分は長いし難しい」と思われる方でも、気軽にこの動画をご覧になれると思います。



【紹介者】

藤田拓磨

@ftakuma

http://takumagic.blogspot.com/



【内容紹介】

演説者はあるギフト(贈り物)を受け取ったと述べています。それがなにか聴講者に問いかけます。それは人生を大きく揺るがすもので、精神性や信頼性を再定義し、人生の意味すらも変えてしまうほど尊いものである、と。それはなんでしょうか?そんなおいしい話があっていいのかと聴講者たちは話を聴き進めます。費用はたったの5万5千ドルで、8週間の休暇が取れ、家族全員、ひいてはあまり会うこともないような親戚、知人たちが訪ねてきて、あなたを祝福します。どうやってそのギフトは手に入るのでしょうか。あなたはそんなおいしい話があるのなら欲しくてたまらないと感じるでしょう。演説者がもらった贈り物とは.......脳腫瘍です。演説者はこの病気にかかり、人生の意味を問い直したと言います。そして予期せぬ不幸に出会ったとしてもそれをネガティブにとらえずにギフト(贈り物)だったと捉えているのです。この考えは我々の日常生活の中でも応用できる考え方で、ポジティブに生きるためのヒントだと思います。ぜひご視聴ください。

【印象的な英語表現】

So the next time you're faced with something that's unexpected, unwanted and uncertain, consider that it just may be a gift.

演説者は聴講者たちに脳腫瘍という病気のような予期せぬ不幸に出会ったとしてもそれをネガティブにとらえずにギフト(贈り物)と捉えて、得たことを大事にして欲しいと願っている。この表現にその伝えたい気持ちが込められている。

【紹介者】
M.A



【内容紹介】

思わぬ出来事があなたに起こったとき、その出来事を不幸な出来事と捉えれば不幸にしかなりませんが、捉え方次第では自分にとってプラスに
することも出来ます。
この動画の話者も一見不幸に見える出来事をプラスにとらえ前向きにとらえて進んでいます。僕も難しいことですが話者のように出来ればと思いました。

【印象的な英語表現】

the next time you're aced with something that's unexpected, unwanted and uncertain , consider that it just may be a gift.

全ての出来事は捉え方次第なんだなと痛感しました。

【紹介者】
ソウイチ


【内容紹介】

この動画の中で彼女は自分がもらった人生最高の贈り物について紹介します。
その大きさを見る限り、僕は最初に婚約指輪かな?と思いました。でも話を聞いていくうち、違うとわかり、最後は衝撃でした。
おそらくこの動画を見れば贈り物の定義について改めて考えさせられるでしょう。


【印象的な英語表現】

So the next time you're faced with something that's unexpected, unwanted and uncertain, consider that it just may be a gift.

予期せぬもので、厄介かつ先の読めないもの、それは贈り物かもしれません。


【紹介者】
Tai_shaaaa






【内容紹介】

彼女は、「人生最大の贈り物」が一体何なのかを観客たちに教えずに話し始めます。話の終盤で彼女が「人生最大の贈り物」の正体を明かしたとき、私は非常に衝撃を受けました。ぜひ彼女の話を聞いて、あなたもこの衝撃を感じてください。


【印象的な英語表現】

So the next time you're faced with something that's unexpected, unwanted and uncertain, consider that it just may be a gift.
(今後皆さんが思いがけない厄介な先の読めないものに遭遇した際考えてみてくださいそれは贈り物なのかもしれません)
これは、「人生最大の贈り物」を受け取った彼女からの私たちへのメッセージです。考え方によって物事は良くも悪くもなるのです。どうせだったら、プラスの方向に考えてみてはどうですか。


【紹介者】
しょこら





【内容紹介】

私たちはどうしようもない困難に直面したとき、どうするでしょうか。
落ち込む。絶望する。日々に楽しみを見いだせなくなる。
しかし、どう困難を受け止めるかという考え方次第で、
人は成長することができ、人生を大きく変えることができるのかもしれません。

【印象的な英語表現】

So the next time you’re faced with something that’s unexpected, unwanted and uncertain, consider that it just may be a gift.

冒頭で抽象的に述べられていた素晴らしい贈り物は、話者が経験した病気でした。
病気のように、思いがけない厄介な先の読めないものにぶつかったとき、
普通はそれをプラスに受け止めることが難しいですが、
「ただの贈り物」だと考えることもできると、締めくくっています。


【紹介者】
ゆず