Friday, May 18, 2012
Tom Wujec: Build a tower, build a team
http://www.ted.com/talks/tom_wujec_build_a_tower.htmlのURLをクリックして、TED本体に行くと、画面右横上のopen interactive transcriptで文字から音声・画像も呼び出せます。
【内容紹介】
20本のスパゲッティとテープ,ひもを使い建物をつくるデザインの課題について紹介されていました。この課題の面白いところは,建物の一番上にマシュマロをのせなければいけないところです。
建築学科の学生だけでなく,デザイナー,建築科,企業のCTO,幼稚園児など様々な団体がチーム戦を行いました。この課題はとても簡単そうに見えますが,構造設計を考え,最後にマシュマロを置くと,マシュマロの重みで建物が倒壊するため,大変難しい課題です。さて,上述したチームのなかでどのチームが一番上手だったかと言えば,幼稚園児たちでした。大人は,時間ぎりぎりまで,構造を話し合い,設計して,最後にマシュマロを載せます。しかし,幼稚園児は,何度もマシュマロをのせ,失敗しては新しいものをつくる,という作業をくりかえしていました。
つまり,作品ができるごとに,フィードバックされるので,どんどん改良されていたのです。
また,企業のCTO達は,管理者を置くことで,著しく成績があがりました。このことから,プロセスを理解し,管理することで,大きな成功へ結びつくことも示されました。さらに,掛け金をかけたとたん,全チームが失敗してしまったという結果も出ました。彼らは,試作品をつくる重要性を再認識したようです。マシュマロプロジェクトをする最大の価値は,チーム全体が試作の重要性を感じ,試作を行うための共通の体験・考えを身につけることです。そして,これは実際のあらゆる仕事場面に通じます。さらに,課題に対して,自分の考えや思考を動員して,全身で作業にむかう練習にもなります。
【印象的な英語表現】
And sometimes, a little prototype of this experience is all that it takes to turn us from an "uh-oh" moment to a "ta-da" moment. And that can make a big difference.
大人になればなるほど,作品が完成するまでの計画書に目がむきがちである。しかし,実際に試作品をつくり,なんどもマシュマロをのせることが,あるとき大きな成功につながるということは,気づかなかった。特に,実体験を伴い,仲間と試作をくりかえし,成功体験をすることは,共通認識ができて,会社でもおおいに役立つだろう。また,会社だけでなく,日常生活においても同じことがいえる。
私は研究をしているが,理論ばかりに惑わされるのではなく,なるべく現場で試してみることが大切だと感じた。ぜひいつかマシュマロチャレンジを
してみたいと思う。
【紹介者】
こっこ
【印象的な英語表現】
What kindergarteners do differently is that they start with the marshmallow, and they build prototypes, successive prototypes, always keeping the marshmallow on top...(略)
少々のネタバレになってしまいますが、幼稚園児はこの課題に対し平均以上の結果を残すのだそうです。その理由のひとつを表したのがこのフレーズです。失敗しやすいチームが時間いっぱい使ってひとつの作品を作り、最後にマシュマロを乗せてしまうのに対し、幼稚園児は作ったらすぐにマシュマロを乗せ、そこで崩れてもまた作り直しマシュマロを乗せ……を繰り返すことで試作品がたくさんできます。ここに最終的な成功と失敗の差が生じるそうです。これを通して考えたことは、失敗を恐れずとりあえずアウトプットしてみないことには成長はありえないということです。最後に良い結果が出せればいいだけのことで、そのプロセスにおいては失敗しても、たくさんのダメな試作品ができても、その失敗から学ぶことができれば無駄にはならないと思います。私自身も、失敗を恐れない、そして失敗から学ぶ気持ちを持って、日々の学習や様々な取り組みに対して積極的に取り組んでいきたいと、そう決意させてくれる動画でした。
【紹介者】
Mika
Labels:
マネジメント
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