http://www.ted.com/talks/jk_rowling_the_fringe_benefits_of_failure.html
【内容紹介】
この動画はハリーポッターの作者で有名なJ.K. Rowlingがハーバード大学の卒業式で行った演説である。
彼女は演説の冒頭、自身の作品であるハリーポッターを利用しながら、また自身の大学の卒業式の時の演説を引き合いに出して、聴衆の笑いを誘っている。細かい表現がユーモアあふれていたり比喩をうまく取り入れたりとはじめの3分は笑わずにはいられない。
しかしもちろん卒業式の演説であるので(それもハーバードの)、本題では「失敗がもたらす利益」と「想像の重要性」について語っている。
彼女の大学時代のテストに合格することが成功であったということや、また卒業後のホームレス手前までいった経験を述べた後、今の自分があるのはその失敗のおかげであるという。それは失敗が不必要なものを取り除くからであり、そのことで1つの事に全精力を注ぐことができたからだと彼女は話す。
「想像の重要性」についてだが、彼女はただ単に想像力のためにハリーポッターが書けたからとかではなく、もっと広い意味として語っている。想像力は人間にしかない能力であり、それゆえ私たちは共感することができる。この能力を悪く使う人もいるかもしれないし、全く使おうとしない人もいるかもしれない。しかし人間にある想像という能力をよりよい世界を作っていくために使おうというのが彼女の考えである。
彼女は最後に古代ローマ人哲学者セネカの言葉を引用し、スピーチを終わらせる。
"As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters."
【動画の中の印象的なフレーズ】
There is an expiry date on blaming your parents for steering you in the wrong direction; the moment you are old enough to take the wheel, responsibility lies with you
【紹介者の名前】
二宮孝毅
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