あのMIT(マサチューセッツ工科大学)が、Khan Academyと提携し、小中学生用の教育的動画を作り始めました。しかし作るのは、MITの教員ではなく学生です。
昨夜(というより数時間前)には、このブログでも「TED Edの開始で、英語で教育を受ける者がさらに有利になるかもしれない」という報告をしましたが、このMIT+12も、それに匹敵するインパクトをもつプロジェクトではないでしょうか。私はこのニュースを以下のサイトで知りました。
Edudemic: MIT + Khan Academy = We All Win.
http://edudemic.com/2012/04/mit-khan-academy-we-all-win/
http://edudemic.com/2012/04/mit-khan-academy-we-all-win/
間接的に聞いた話なので真偽のほどは定かではありませんが、日本で電子教科書の普及が非常に困難なのは、教科書が検定制度をとっているので、例えば電子教科書についているリンク先のすべてのページも検定しておかなければならないからだそうです。
馬鹿げている(上記が本当の話であれば、ということだけど)。
私が「英語教師のためのコンピュータ入門」の授業で強調していることの一つは、コンピュータ使用とは、技術の問題である以上に、新たな文化の問題であるということです。
この新しい文化を象徴することばといえば、例えばDavid Clarkの次のことばです。
We reject: kings, presidents and voting.
We believe in: rough consensus and running code
We believe in: rough consensus and running code
あるいはAlan Kayのあまりにも有名な次のことばです。
私は教育という営みは、政府の(あるいは文部科学省)の専権事項でなく、公的な(Öffentlich = open => public)な事柄だと思いますので、このMIT+K12やTED Edを素晴らしいプロジェクトだと思います。梅田望夫・飯吉透のお二人が2010年に『ウェブで学ぶ ―オープンエデュケーションと知の革命』ちくま新書で書かれた流れは一層大きくなっているわけです。
私個人としてもこの流れを日本でももっと大きくしたいと思っています。ですから、ぜひ今一度「英語動画で高度な英語説明力をつけよう:はじめに」を読んで、このプロジェクトにも参画していただければ嬉しい限りです。コメントだけでも構いません。
私はワクワクしながら未来を創りたいです。
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